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漆絵
「漆絵〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
漆絵の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
屋へ礼に寄ったりしたから、その都度、大きな都会の深さにはいって見る時をも持った。
漆絵の画いてある一人乗りないし二人乗りの人力車がどれほど町にふえて来たと言って見....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
同時に、金泥《きんでい》を置き墨のうえに膠《にかわ》を塗って光沢を出したものを
漆絵《うるしえ》と呼び、べに絵とともに愛玩されたが、明和二年にいたって、江戸の版....
「江戸芸術論」より 著者:永井荷風
一 浮世絵|板画《はんが》は元禄《げんろく》享保《きょうほう》の丹絵《たんえ》
漆絵《うるしえ》より寛保《かんぽう》宝暦《ほうれき》の紅絵《べにえ》となり、明和....
「手仕事の日本」より 著者:柳宗悦
頃の小器用な弱々しいものとは雲泥の差があります。雑器の一つではありますが、今描く
漆絵としては最も立派なものといえましょう。地は黒塗で、牡丹の花弁は朱、葉は緑、幹....