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漏刻
「漏刻〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
漏刻の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「新生」より 著者:島崎藤村
る山※子《さんざし》の垣根の端《はし》に連なりぬ。
げに静けさの眼にも見えて、
漏刻《ろうごく》の如《ごと》しめやかに。
日影も忍ぶ草がくれ、蜻蛉《あきつ》....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
…という時間割を定めたのです。その次に時間割を等分するために、これも手製の一つの
漏刻《ろうこく》を備えました。 瓢箪形《ひょうたんがた》の一方に砂を盛って、そ....
「雑記(Ⅰ)」より 著者:寺田寅彦
か何ぞのように、琴や琵琶の絃音が投げ込まれる。そして花片の散り落ちるように、また
漏刻の時を刻むように羯鼓の音が点々を打って行くのである。 ここが聞きどころつか....