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演壇
「演壇〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
演壇の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「路上」より 著者:芥川竜之介
そこで彼は少くとも現在以上の動揺を心に齎《もたら》さない方便として、成る可く眼を
演壇から離さないような工夫《くふう》をした。
金屏風《きんびょうぶ》を立て廻し....
「星座」より 著者:有島武郎
ままを誰を相手ともなくいい放った。それはかえって彼の心をすがすがしくした。そして
演壇に立って以来鎮まらずにいる熱い血液が、またもや音を立てて皮膚の下を力強く流れ....
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
も、もしもピストル以上の飛び道具を全部なくしたならば、選挙のときには恐らく政党は
演壇に立って言論戦なんかやりません。言論では勝負が遅い。必ず腕力を用いることにな....
「深夜の市長」より 著者:海野十三
みることにした。 なるほど議場は、め組の喧嘩のように殺気立っていた。 正面の
演壇の方に眼を向けると、壇上にスクッと立ち上って拳を盛んにふりまわしているのは、....
「三十年後の東京」より 著者:海野十三
。 大講堂は大入満員だった。 ここは階段式になっていて、まわりの座席は高く、
演壇はまん中にあって、どこよりも低く、そこへあがるには地下道からしなければならな....
「海底大陸」より 著者:海野十三
川博士は、ついに、しゃべらないではすまないことになった。 長良川博士は、ついに
演壇に立った。 世界的に有名な生物学者たちは、この東洋の学者からどんな話が聞け....
「地球盗難」より 著者:海野十三
している。恐ろしい大宇宙の敵!」 その翌日のこと、大隅学士は××大学の大講堂の
演壇に進んで立って、この重大なる報告をした。これを聴講をするために押しよせた学者....
「日本脱出記」より 著者:大杉栄
府主義評論)なぞを会場で売り歩いていた連中だ。が、それに応ずる声も出ない。そして
演壇の上からはしきりにその叫び声を制している。 僕はコロメルの演説がすんだら、....
「三十年後の世界」より 著者:海野十三
。 大講堂は大入満員だった。 ここは階段式になっていて、まわりの座席は高く、
演壇はまん中にあって、どこよりも低く、そこへあがるには地下道からしなければならな....
「豆腐買い」より 著者:岡本かの子
部旗の上げ下ろしの手伝いもやる。スケート館に大会のあるときは決死隊の一人になって
演壇に背中を向けて入口を睨み立ち列んでいる。リンデンの街路樹が一日に落葉し暫らく....
「ガルスワーシーの家」より 著者:岡本かの子
――あなた方はどう御考えですか?」 インドの女詩人は順番がやっと来たので勇んで
演壇に飛び上ってしゃべり出す弁士のように両眼を輝やかし鞣皮細工のような形の宜い首....
「二葉亭余談」より 著者:内田魯庵
ては対手を焦らしたり悩ましたりする擒縦殺活自在の思弁に頗る長じていた。 勿論、
演壇または青天井の下で山犬のように吠立って憲政擁護を叫ぶ熱弁、若くは建板に水を流....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
演をやりましたが、今回はまた講演の機会をあたえられましたので要請されるままにこの
演壇に立ちました。つきましては私はみなさんに、日本社会党が祖国日本の完全独立と平....
「まあまあ居士の弁」より 著者:浅沼稲次郎
ウセッツ州、ニューヨーク州の州議会を見学したが、各州議会共山崎団長と松本代議士を
演壇に案内して議長が歓迎の辞を述べ山崎団長に謝辞を演説せしめ、松本代議士に通訳せ....
「私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
の池田蔵相の前日の失言をとらえて食い下がった。私は四たび登壇してねばり、とうとう
演壇から強制的におろされたがその途中、私の演説を聞いて共産党議員がいきり立って、....