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演武
「演武〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
演武の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「星座」より 著者:有島武郎
といい、並々の匠人の手で鋳られたものでないことをその鐘は語っていた。
農学校の
演武場の一角にこの時計台が造られてから、誰と誰とが危険と塵とを厭わないでここまで....
「満韓ところどころ」より 著者:夏目漱石
ものばかりである。その中には図書館がある。倶楽部《クラブ》がある。運動場がある。
演武場がある。部下の住宅は無論ある。 倶楽部では玉を突いていた。図書館には沙翁....
「刻々」より 著者:宮本百合子
桜のことを云っているのである。警察署の裏、北向きの留置場では花時でも薄暗く、
演武場の竹刀の音、すぐ横の石炭置場の奥にある犬小舎でキャン、キャンけたたましく啼....
「八ヶ嶽の魔神」より 著者:国枝史郎
の教徒達が屋根の上から、それを見ようとしているのであった。 羅馬にあったという
演武場! 西班牙に今もある闘牛場! それが大江戸にあろうとは! 信じられない事....
「南国太平記」より 著者:直木三十五
た。彼は、シーボルトが来ると、第一に訪問した。それから、大崎村に薬園を作ったし、
演武館、造士館、医学院、臨時館の設立、それによって、南国|片僻《へんぺき》の鹿児....
「三国志」より 著者:吉川英治
むく起きだして、それが一かたまりの濛気となり、王宮の内へ流れ入ると、やがて池畔の
演武堂にはしり上がり、四、五百体の左慈そのままな姿をもった妖人が、あやしげな声を....
「三国志」より 著者:吉川英治
であった。 折ふし張飛は成都へ出てきた。 その日も玄徳は朝廷を出て、練兵場の
演武堂におると聞き、彼は禁門に入るまえにすぐそこへ行って帝に拝謁した。 その時....