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「演義〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

演義の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
薄紅梅」より 著者:泉鏡花
と、ただ、招魂社辺の蝉の声が遠く沁込む、明放しの三間ばかり。人影も見えないのは、演義三国誌|常套手段の、城門に敵を詭く計略。そこは先生、武辺者だから、身構えしつ....
十六、七のころ」より 著者:永井荷風
しんしょたいこうき》』を通読し、つづいて『水滸伝《すいこでん》』、『西遊記』、『演義三国志』のような浩澣《こうかん》な冊子をよんだことを記憶している。病中でも少....
三国志」より 著者:吉川英治
を失ってしまうからである。 × 原本には「通俗三国志」「三国志演義」その他数種あるが、私はそのいずれの直訳にもよらないで、随時、長所を択って、....
三国志」より 著者:吉川英治
。 関羽が通るところ、見るまに、累々の死屍が積みあげられてゆく。 その姿を「演義三国志」の原書は、こう書いている。 ――香象の海をわたりて、波を開けるがご....
三国志」より 著者:吉川英治
。 時は蜀の建興十二年秋八月二十三日。寿五十四歳。 これのみは、多くの史書も演義の類書もみな一致している。人寿五十とすれば、短命とはいえないかも知れないが、....
三国志」より 著者:吉川英治
権化のすがたこそ、それからの孔明の全生活、全人格であった。 ゆえに原書「三国志演義」も、孔明の死にいたると、どうしても一応、終局の感じがするし、また三国争覇そ....