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「演者〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

演者の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
みちのく」より 著者:岡本かの子
分変っておりまして、みんなに、とても大事にされました」 そして、これも遠来の講演者に対する馳走《ちそう》とでも思ったように四郎馬鹿について話してくれた。 汽....
人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
いという証拠に、英航空専門誌“Flight”に載った講演記事を抜粋してみよう。講演者は、ナイロビ、ムワンザ間のウイルスン航空会社のファーギュスンという操縦士だ。....
火星兵団」より 著者:海野十三
していることを、まず何よりも、はっきり知っていただきたい」 と言って、ここで講演者は言いあわせたように、しばし言葉をとどめ、 「なぜ、われわれの地球が崩壊しな....
獏鸚」より 著者:海野十三
いから、そこでこのカラクリの手を考えた。――三原玲子は、実は桐花カスミの「声の代演者」だったのである。 声の俳優――そして三原玲子は、会社の秘密の役を演じ、桐....
人造人間事件」より 著者:海野十三
り早くいうと、私の書いたラジオドラマが今夜八時から三十分間、放送されたのです。出演者はPCLの連中でしたがネ。そんなわけで私はずっとAKのスタディオにつめていた....
中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
かったが、大体の趣意はこんなことであったと記憶している。それが終って、きょうの講演者が代るがわるに講話を始めた。火ともし頃に晩餐が出て、一時間ほど休憩。それから....
寄席と芝居と」より 著者:岡本綺堂
午から開演するものもあった。これを昼席と称して、昼夜二回興行である。但し昼夜の出演者は同一でないのが普通であった。講談席は大抵二回興行と決まっていた。 寄席の....
幸福のうわおいぐつ」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
ならば はいはいやめます、だまります。 この詩の朗読はなかなかりっぱなできで、演者は面目をほどこしました。見物のなかには、れいの病院の志願助手が、ゆうべの大事....
アド・バルーン」より 著者:織田作之助
の放送でした。が、アナウンサーの紹介を聴いたとたん、私は思わず涙を落しました。出演者は思いもかけぬ父の円団治でした。なつかしい父の声、人々は皆蚊帳の中にはいって....
夢は呼び交す」より 著者:蒲原有明
ざと見える。赤いちゃんちゃんこを着たお上の鬼やらいを、鴎外はただ一人で見ている。演者と見者とがそこに合一している。 そのまた一つは『普請中』である。鴎外として....
ラジオ・ドラマ私見」より 著者:岸田国士
」の感覚の失われ易いものはない。「間」の感覚は、時間芸術の生命の鍵である。 出演者が公衆の眼に見えないという油断から生じる安易な態度は、ラジオ・ドラマの作者、....
新しき世界の為めの新しき芸術」より 著者:大杉栄
ントワヌ郊外の一労働者が、一切の憎悪は悪であると云う事を切りに説いて聞かせた一講演者に云った。『憎悪は善である。憎悪は正義である。被圧制者をして圧制者に反抗して....
ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
いか。」 つまり、ファラデーは嬰児を作ることに尽力したので。 ファラデーは講演者としても非常に巧妙というような事まで観察しておった。後に王立協会に入ってから....
簡潔の美」より 著者:上村松園
容易に許されぬところだと思います。 私はよく松篁と一緒に拝見に参りますが、その演者や舞台面や道具などを写生するために、特に前の方に置いて貰うのですが、つい妙技....
フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
五百|海浬の海上、今やまさに津軽海峡の中間を進行しつつある観光船高麗丸の後甲板。演者は誰ともわからぬ。 俗間に濶歩するお一二の学生帽に紅の帯紙を貼りつけ、黒い....