漢儒[語句情報] » 漢儒

「漢儒〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

漢儒の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
近時政論考」より 著者:陸羯南
」と。要するに新自由論派はかのルーソーとともに古代のローマ共和政を慕うこと、なお漢儒が唐虞三代の道を慕うがごとくなりき。その説は深遠にしてかつ快活なるがごとく、....
法窓夜話」より 著者:穂積陳重
すべき特別法文がなかったのである。 一〇 副島種臣伯と量刑の範囲 副島伯は漢儒であって、時々極端なる説を唱えられたから、世間には往々《おうおう》伯を頑固な....
渋江抽斎」より 著者:森鴎外
者の道を学ばむと思はゞ、先づ文字を精出して覚ゆるがよし。次に九経をよく読むべし。漢儒の注解はみな古より伝受あり。自分の臆説をまじへず。故に伝来を守るが儒者第一の....
中津留別の書」より 著者:福沢諭吉
るるなり。あるいはまた、『論語』の「夫婦別あり」も、ほかに解しようのある文句か。漢儒先生たちの説もあるべし。 親に孝行は当然のことなり。ただ一心に我が親と思い....
学問のすすめ」より 著者:福沢諭吉
の書を読み、天下の人に交わり、なお一己《いっこ》の定見なき者あり。古習を墨守する漢儒者のごときこれなり。ただ儒者のみならず、洋学者といえどもこの弊を免れず。いま....