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漢医
「漢医〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
漢医の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「渋江抽斎」より 著者:森鴎外
ったものである。経を漁村、竹逕の海保氏父子、島田|篁村、兼松|石居、根本羽嶽に、
漢医方を多紀|雲従に受け、師範学校において、教育家として養成せられ、共立学舎、慶....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
ランドの『安南風俗迷信記』にこの蛇土名コン・トラン、その脂を塗れば鬚生ずとあれば
漢医がこれを大寒性とせるは理あり、『※雅』には〈※蛇の脂人骨に著《つ》くればすな....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
物は、温補壮陽の妙薬として常住坐臥食い通した貴族富人が多かった。しかるに維新後、
漢医法|廢《すた》れて一向この果売れず、黴《かび》だらけになって詮方なきところか....
「蛾」より 著者:室生犀星
て樹の根もとにしゃがんで、茫然と空を眺めているかして、埒もなくぼんやりしていた。
漢医にきくと、何か憑きものがしているとだけで、細かい病状が分らなかった。 不思....