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「漢家〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

漢家の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
菊模様皿山奇談」より 著者:三遊亭円朝
れましたが、まるで虚空蔵様の化物見たようなお医者さまで、脉を診って薬と云っても、漢家の事だから、草をむしったような誠に効能の薄いようなものを呑ませる中に、終に息....
李陵」より 著者:中島敦
しゅうなん》で病床にあった熱血漢《ねっけつかん》司馬談《しばたん》は、天子始めて漢家の封《ほう》を建つるめでたきときに、己《おのれ》一人従ってゆくことのできぬの....
天狗外伝 斬られの仙太」より 著者:三好十郎
に持たれた龕灯の光)。ガサガサと人の足音。 声 ……(中音に吟じながら)君不見漢家山東二百州、千村万落生荊杞、縦有健婦把耕犂、禾《クワ》生瀧畝《ロワボウ》無東....
斬られの仙太」より 著者:三好十郎
龕燈《がんどう》の光)ガサガサと人の足音。 声 ……(中音に吟じながら)君不見漢家山東二百州、千村万落生刑杞、縦有健婦把耕犂、禾《クワ》生滝畝《ロウボウ》無東....
食道楽」より 著者:村井弦斎
にあった事で私もよく存じております。今の西洋医者はとかく食物問題に不注意で、昔の漢家のように病気の毒断《どくだて》という事をやかましく申しませんが何の病気にも食....
三国志」より 著者:吉川英治
、天子へ奏するという風に慣わされて来た。 「ああ。――一人除けばまた一人が興る。漢家のご運もはや西に入る陽か」 嘆く者も、それを声には出さないのである。――た....
三国志」より 著者:吉川英治
、ここにあるのかと思うと、玄徳は体じゅうの血が自分のものでないように熱くなった。漢家代々の系譜に照らしてみると、玄徳が、景帝の第七子の裔であることは明らかになっ....
三国志」より 著者:吉川英治
るやたいへん驚いて、 「これこそ、ほんとうの伝国の玉璽である。洛陽大乱のみぎり、漢家から持ち出されて、久しく行方知れずになっていると聞いておるあの宝章にちがいな....