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漢意
「漢意〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
漢意の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
道を敬い同時に儒者の教えをも崇めるのが水戸の傾向であって、国学者から見れば多分に
漢意のまじったものである。その傾向を押し進め、国家無窮の恩に報いることを念とし、....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
ることを想い見た。水戸の学問は要するに武家の学問だからである。武家の学問は多分に
漢意のまじったものだからである。たとえば、水戸の人たちの中には実力をもって京都の....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
国のものが漢土に傾けたその同じ心で、今また西洋にのみあこがれるとしたら。かつては
漢意をもってし、今は洋意をもってする。模倣の点にかけては同じことだ。どうしてもこ....
「古事記」より 著者:武田祐吉
本が最古の寫本であるに過ぎない。しかし近世國學が興るに及んでは、日本書紀をもつて
漢意が多いとし、古事記を偏重するようになり、本居宣長の古事記傳の如き大著をも見る....