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「潜幸〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

潜幸の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
私本太平記」より 著者:吉川英治
に舁かせ、聖尋は奈良入りの先駆を勤めた。 ただし、このさい直接、奈良の東南院へ潜幸されたとなす説と、一夜は唐招提寺に入御して、奈良の動静をたしかめたうえ行かれ....
私本太平記」より 著者:吉川英治
長年を使ってゆく。 それと「伯耆巻」「船上記」「増鏡」「梅松論」すべてが、帝の潜幸事情を、漂流者のあてなしみたいに観て、長年もまた、勅の意外におどろき、俄に旗....
私本太平記」より 著者:吉川英治
れであった。だから今暁はまず、少数の供奉だけで、すみやかに、かつ密かに、麓への御潜幸をとげることを主としていた。女院や女房たちもあとにのこし、そして義貞、義助ら....
私本太平記」より 著者:吉川英治
ってから、脱出後の足どりが、おぼろながら、つかめてきた。 やはり河内から大和へ潜幸されていたものらしい。しかし、この方面は、相当、往来が多く、また追捕の兵も、....