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「潯〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

潯の前後の文節・文章を表示しています。該当する14件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
の徐知諫という人が銭百万をもって廬山使者の廟を修繕することになりました。そこで、陽の県令が一人の役人をつかわして万事を取扱わせると、その役人は城中へはいって、....
十二支考」より 著者:南方熊楠
』に海中に棲む獣なりと註して、波に囲まれた岩上に猩々を図し、猩々の謡曲には猩々を陽江《じんようこう》の住としたが、わだつみの底とも知れぬ波間よりてふ句で、もと....
源氏物語」より 著者:紫式部
慮もいることではございません。おそばへお召しになりましても済むことでございます。陽江《じんようこう》では商人のためにも名曲をかなでる人があったのでございますか....
河霧」より 著者:国木田独歩
めるほどの気もなくなった。 豊吉は静かに立ち上がって河の岸に下りた。そして水のをとぼとぼとたどって河下の方へと歩いた。 月はさえにさえている。城山は真っ黒....
」より 著者:国木田独歩
は空高く晴れて星の光もひときわ鮮やかなればにや、夜に入りてもややしばらくは流れのを逍遙してありしが、ついに老僕をよびて落ち葉つみたる一つへ火を移さしめておのれ....
わかれ」より 著者:国木田独歩
堪え得べき事なるか。 恋の泉はいつもいつもわきて流れ疲れし人をまてど、この泉のにて行きあう年若き男女の旅人のみは幾度か幾度か代わりゆき、かつ若者に伴いし乙女....
カラマゾフの兄弟」より 著者:ドストエフスキーフィヨードル・ミハイロヴィチ
....
岷山の隠士」より 著者:国枝史郎
だ夜郎へ行き着かない中に、李白は罪を許された。 そこで江夏岳陽に憩い、それから陽へ行き金陵へ行った。この頃李白は六十一歳であった。また宣城や歴陽へも行った。....
句合の月」より 著者:正岡子規
の小舟(また小舟が出た)が前岸の蘆花の間より現れて来た。すると宋江《そうこう》が陽江《じんようこう》を渡る一段を思い出した。これは去年病中に『水滸伝《すいこで....
三国志」より 著者:吉川英治
ね」 孫策が、訊ねると、大鼻の黒面漢が、先に答えた。 「おれたち二人は、九江の陽湖に住んでいる湖賊の頭で、自分は公奕といい、ここにいるのは弟分の幼平という奴....
三国志」より 著者:吉川英治
どにうごかされる人物ではないとみて、魯粛もその後は口をつつしんだ。 やがて船は陽江(九江)の入江に入り、そこから陸路、西南に※陽湖を望みながら騎旅をすすめた....
三国志」より 著者:吉川英治
を張りつらね、半日ほど先に江をさかのぼって行った。 日を経て、呉の擬装船団は、陽江(九江)の北岸へ漂いついた。漆のような闇を風浪の荒ぶ夜であったが、帆をやす....
私本太平記」より 著者:吉川英治
しかし、灯もなく、騒がしい気配も見えない。菊王は一つの杭に繋綱をとった。 「……陽江頭、さながら、ここは琵琶行の詩」 俊基は独り思った。 やっと落着きをえ....
随筆 新平家」より 著者:吉川英治
が叫んでいる。おかげで、見送りの人々とは、深夜の埠頭に、惜別を尽すことができた。陽江頭の詩は嘘ではない。つい瀬戸内の向う岸へ、汽船のベッドで寝ながら行くのでさ....