潰し島田[語句情報] » 潰し島田

「潰し島田〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

潰し島田の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
南地心中」より 著者:泉鏡花
であった。 まず上席のお美津を謂おう。髪は結いたての水の垂るるような、十六七が潰し島田。前髪をふっくり取って、両端へはらりと分けた、遠山の眉にかかる柳の糸の振....
電車の見えない電車通り」より 著者:宮本百合子
キ見に来たよ」 と太い男の声がした。ふりかえって見ると、銀モールの太い紐をかけた潰し島田に白博多の帯をしめた浴衣姿の芸者がいて、男はその芸者屋の主人という風体で....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
その真似《まね》をなさるわけでもあるまいが、あのお蘭のあまっ子も、夜分になると、潰し島田に赤い手絡といった粋な風俗《なり》に姿をかえるげな」 「誰か、お寝間の隙....