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「激戦地〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

激戦地の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
青蛙堂鬼談」より 著者:岡本綺堂
江戸の末まで残っていたのですが、明治元年の奥羽戦争の際には、この白河が東軍西軍の激戦地となったので、社も焼かれてしまいました。もうその跡に新しく建てるものもない....
大阪を歩く」より 著者:直木三十五
いて、怒鳴られたことがあった。 三光神社から、高津の宮跡へかけて、大阪冬の陣の激戦地であった。私ら、少年時代には、未だ、その大阪陣の記憶が、人首だの、抜け穴だ....
金色の口」より 著者:宮本百合子
ろ折にふれて幾度か思い出される。ヨーロッパ大戦のとき、ヴェルダンは北部フランスの激戦地の一つとして歴史にのこされた。 ヴェルダン市とその周囲の山々につづく村落....
車中有感」より 著者:上村松園
かって、そこに白々と建っている標柱に、何のそれがし戦死のところ、とか、東軍西軍の激戦地とかの文字を読んで、つわものどもの夢の跡を偲んだりするのは無限の愉しみであ....
随筆 新平家」より 著者:吉川英治
、「この下が、安徳天皇の行宮阯です。あれが、那須余一の祈り岩。彼方が、源平両軍の激戦地、相引川というのでして……」と頃は寿永二年の平家都落ちから始まって元暦二年....