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濃染
「濃染〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
濃染の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「南国太平記」より 著者:直木三十五
将棋をさしていた若い衆が、二人の姿を見て
「ようよう」
と、冷かした。益満は、
濃染の手拭で顔をかくし、富士春は、編笠をきて、益満が唄うと、女が弾く、流しの、流....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
、美しい弓を片手にすぐ庭へ駈けおりていた。そして北庭の的場の方へ走って行くその紫
濃染めの小袴が遠くなるまで、ここの大人ふたりは、長い月日の感慨を胸の下地において....