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「瀦〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

瀦の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十二支考」より 著者:南方熊楠
六、〈福建の将楽県に蛟窟あり、相伝う昔小児あり渓傍の巨螺を見て拾い帰り、地に穴し水《ちょすい》してこれを蓄え、いまだ日を竟《お》えざるにその地横に潰《つい》え....
十二支考」より 著者:南方熊楠
予の手許に標本が集り居る。由って推し考うるに、獣類が蓄えた果物もしくは食べ残しが《たま》って旨《うま》く醗酵するはあり得る事だ。 猴類は人に多く似るものほど....
十二支考」より 著者:南方熊楠
浄処を喜ばぬとは、好んで汚泥濁水中に居るからで、陶穀の『清異録』に小便する器を夜《やちょ》という、『唐人文集』に見ゆと記す。溜り水をというも豕が汚水を好むか....
関牧塲創業記事」より 著者:関寛
り。然るに藻岩村に行くの道路に向うて僅に四五十間行くに、昨日迄の洪水は去れども、水は膝を浸す。尚行くに従うて深きが如し。依て渡人なる土人に其詳細を聴くに、道路....
水の女」より 著者:折口信夫
「ぬ」との地名関係も「つ」から「さは」に変化するのよりは自然である。 筑後|三郡は、古い水沼氏の根拠地であった。この名を称えた氏は、幾流もあったようである。....
おとずれ」より 著者:国木田独歩
のごろ、年若き男の嘆息つきてこの木立ちを当てもなく行き来せしこと幾|度ぞ。 水に映る雲の色は心|失せし人の顔の色のごとく、これに映るわが顔は亡友の棺を枯れ野....
異質触媒作用」より 著者:寺田寅彦
のいない鉄路を横切るのは不安である。突然路が右へ曲ると途方もない広い新道が村山|水池のある丘陵の南麓へ向けて一直線に走っている。無論参謀本部の五万分一地図には....
雨の上高地」より 著者:寺田寅彦
て美しいそうである。 夕飯の膳には名物の岩魚や珍しい蕈が運ばれて来た。宿の裏の水池で飼ってある鰻の蒲焼も出た。ここでしばらく飼うと脂気が抜けてしまうそうで、....
手仕事の日本」より 著者:柳宗悦
で、その名を得たのでありましょう。形もよく切れ味もよい品であります。福岡県内の三郡|木佐木村|八丁牟田という所で、一時「花筵」の美しいのを作りました。随分|盛....