瀬川菊之丞[語句情報] » 瀬川菊之丞

「瀬川菊之丞〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

瀬川菊之丞の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
寺で、猿若《さるわか》の中村勘三郎代々の墓があるせいか、ここには市村羽左衛門とか瀬川菊之丞とかいったような名優の墓がたくさんありました。その隣りの最教寺は日蓮宗....
大鵬のゆくえ」より 著者:国枝史郎
えば七代目団十郎を筆頭とし仁木弾正を最得意とする五代目松本幸四郎、市川|男女蔵、瀬川菊之丞、岩井半四郎は云うまでもなく坂東三津五郎も名人として空前の人気を博して....
京鹿子娘道成寺」より 著者:酒井嘉七
、あの興行を、河原崎座へ見物に参りましたのは、もとより、歌舞伎芝居が好きであり、瀬川菊之丞 芳澤いろは 嵐雛助 瀬川吉次 名見崎東三郎 岩井半四郎 と申しますよ....
平賀源内捕物帳」より 著者:久生十蘭
言ってやることがあるんです」 源内が先に立って、楽屋口から頭取座の方へ行くと、瀬川菊之丞《せがわきくのじょう》が、傾城《けいせい》揚巻《あげまき》の扮装《いで....
おせん」より 著者:邦枝完二
漂っていた。 「おせん」 「あい」 「よくほれた」 「えッ」 「当代一の若女形、瀬川菊之丞なら、江戸一|番のお前の相手にゃ、少しの不足もあるまいからの。――判っ....
江戸芸術論」より 著者:永井荷風
は春章は専ら立役《たちやく》また実悪《じつあく》の俳優を描き、文調は重《おも》に瀬川菊之丞《せがわきくのじょう》(王子路考)中村松江《なかむらまつえ》(里公)岩....