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瀲
「瀲〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
瀲の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「虞美人草」より 著者:夏目漱石
かげろう》を巨人の絵の具皿にあつめて、ただ一刷《ひとはけ》に抹《なす》り付けた、
瀲※《れんえん》たる春色が、十里のほかに糢糊《もこ》と棚引《たなび》いている。 ....
「春の潮」より 著者:伊藤左千夫
、五間乗り出して、釣りを垂れていた三人の人がいつのまにかいなくなっていた。湖水は
瀲も動かない。 二人がどうして一緒になろうかという問題を、しばらくあとに廻し、....
「浮雲」より 著者:二葉亭四迷
頃は縁側へ上《のぼ》ッて座舗《ざしき》へ這込み、稗蒔《ひえまき》の水に流れては金
瀲※《きんれんえん》、簷馬《ふうりん》の玻璃《はり》に透《とお》りては玉《ぎょく....
「冬の王」より 著者:森鴎外
ここを越せばスカンジナヴィアの南の果である。そこから偉大な半島がノルウェエゲンの
瀲や岩のある所まで延びている。 あそこにイブセンの墓がある。あそこにアイスフォ....