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火取り虫
「火取り虫〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
火取り虫の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「富士」より 著者:岡本かの子
、また氷火相闘つ矛盾の性に承《う》け応えられるものがあったろう。彼等のあるものは
火取り虫のように却って羽を焼かれ、あるものは虫入り水晶の虫のように晶結させられて....
「異妖編」より 著者:岡本綺堂
明るくなった。そうして、向きを変えてこっちへ舞いもどって来たかと思うと、あたかも
火取り虫が火にむかってくるように、女房の持っている提灯を目がけて一直線に飛んで来....