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火大
「火大〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
火大の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
蒙《こうむ》る以前に、船はゆらりゆらりと船渠《ドック》を出てしまいました。 花
火大砲も届かず、悪口雑言も響かぬところに、悠々として辷《すべ》り出してしまった船....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
。それが成功すれば、次は足場を二段下ろして、風大《ふうだい》を揺り落し、その次は
火大《かだい》、その次は水大《すいだい》、最後に地大《ちだい》を揺り動かして、か....
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
て、思いがけぬところに起る火のことを云って居る。史記孝景本記に、「三年正月乙巳天
火大起、飛鳥驚駭」とある如きである。併しその火が天に燃えていてもかまわぬだろう。....
「仏教人生読本」より 著者:岡本かの子
仏教中の密教においては、物質界を分けて五つの種類にしております。地大、水大、
火大、風大、空大、これであります。総称して五大(地大は堅固の性あり、水大は洗浄の....