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火孔
「火孔〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
火孔の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「高山の雪」より 著者:小島烏水
包囲するように、中央部までを喰い取って刳るから、一方の外壁を残して一方を欠いた噴
火孔のようになる。しかしその岸側でなく、平坦地にあるものは、浸蝕力を逞しゅうする....
「日本山岳景の特色」より 著者:小島烏水
あじさい》の大弁を、累《かさ》ねて打っ違えたような、むくむくと鱗形をした硫煙が、
火孔から天に冲《ちゅう》したかとおもうと、山体は渋面をつくって、むせッぽい鼠色に....
「二百十日」より 著者:夏目漱石
すこに高い草山が見えるだろう」 「あの右の方かい」 「ああ。あの上へ登ったら、噴
火孔《ふんかこう》が一《ひ》と眼《め》に見えるに違《ちがい》ない。そうしたら、路....
「海底大陸」より 著者:海野十三
。大学では、今こっちかられんらくしようと思っていたところでしたよ。大西洋は今、噴
火孔の上にあるようなものですよ」 「えッ」 「大西洋は今、噴
火孔の上にあるような....
「恐竜島」より 著者:海野十三
を小脇《こわき》にかかえて、おそるおそるついて来る。 「あッ、大きな穴がある。噴
火孔《ふんかこう》みたいな大きな穴が……」 玉太郎が、おどろいて立ちどまると、....