火成[語句情報] » 火成

「火成〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

火成の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
上高地風景保護論」より 著者:小島烏水
の中でも、殊に飛騨山脈を選び、飛騨山脈の中でも、最高点の槍ヶ岳や穂高岳の特色ある火成岩の大塊は特に多くの人々を引きつけているらしく思われる。そうして槍ヶ岳や穂高....
日本山岳景の特色」より 著者:小島烏水
ようになった時分は、山の名ぐらいは、おかげで少し知って来たが、この本は、火山岩や火成岩の山岳ばかりを書いて、水成岩のそれを、全部省略してあるため、白峰や赤石山に....
宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
れた岩石の類とは本質的な差違を示しており、地球内部の液体の固まってできたいわゆる火成岩とも、また海水の作用で海底に堆積してできた水成岩とも全くちがったものである....
気狂い機関車」より 著者:大阪圭吉
―ですって? いや。大変いい参考になりました。でも、石英粗面岩と粗面岩とは、同じ火成岩中の火山岩に属していながらも、全々別個の岩石である事を忘れないで下さい。即....
カメラをさげて」より 著者:寺田寅彦
景を見るときに、私は自然に日本帝国の地質図を思い出す。いろいろの時代のいろいろの火成岩や水成岩が実に細かいきれぎれになってつづれの錦を織り出している。この事実は....
香魚と水質」より 著者:佐藤垢石
まり水成岩の層を持った川の鮎は品質が上等である。これに引きかえ、水源地方の山塊が火成岩である川に育った鮎は味も劣り、香気も薄い。殊に、河原に火山岩が磊々としてい....
」より 著者:佐藤垢石
ら風味に乏しいのである。この川の岩質は、鮎の質を立派に育てない。それは、火山岩か火成岩が川敷に押しひろがっているからである。火成岩を基盤とする山々を源とする川の....
台川」より 著者:宮沢賢治
黒い岩が縦《たて》に突《つ》き出ているでしょう。 あれは水成岩のなかにふき出した火成岩ですよ。岩脈ですよ。あれは。〕 ゆれてるゆれてる。光の網《あみ》。 〔この....