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「火灯〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

火灯の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「いき」の構造」より 著者:九鬼周造
円形の室または円天井《まるてんじょう》を想像することはできない。「いき」な建築は火灯窓《かとうまど》や木瓜窓《もっこうまど》の曲線を好まない。欄間《らんま》とし....
別れたる妻に送る手紙」より 著者:近松秋江
、「あはゝゝゝ暫くねえ! 何うしていて?」と、向からも寄り添うて来る。 其処の火灯で、夜眼にも、今宵は、紅をさした脣をだらしなく開けて、此方を仰くようにして笑....
南国太平記」より 著者:直木三十五
庄吉は、俯向いて、片手を懐に、肩から、尻まで雨に濡れて、しおしおとした姿だった。火灯《ひともし》時に近くなってきた。 「仙波八郎太は、在宅か。横目付四ツ本だ」 ....