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火相
「火相〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
火相の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「富士」より 著者:岡本かの子
る男たちに見向ったらしい。だが何人がこの女神の逞しい火の性、徹る氷の性に、また氷
火相闘つ矛盾の性に承《う》け応えられるものがあったろう。彼等のあるものは火取り虫....
「南国太平記」より 著者:直木三十五
させ給え、得させ給え」
と、誦した。そして、少しずつ燃え上ってくる火を見て
「
火相、右旋――火焔直上」
と、叫んで、合掌した。
「火焔の相を象耳に、火焔の色....
「学問のすすめ」より 著者:福沢諭吉
には、あるいは彼の人物を雇い、あるいは彼の器品を買いて、もって急須の欠を補い、水
火相触るるの動乱を鎮静するは必ずやむをえざるの勢いなれば、一時の供給を彼に仰ぐも....
「妖怪学」より 著者:井上円了
まざればなりという。また、男火性、女水性なるも大凶なり。なんとなれば、これまた水
火相いれざればなり。また、天気を予知する法に、丙の日大風あれば必ず火災あり、丁の....