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「火計〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

火計の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
三国志」より 著者:吉川英治
ぬが、兵法の初学にも――難道行くに従って狭く、山川相せまって草木の茂れるは、敵に火計ありとして備うべし――。ふと、それを今、ここで思い出したのだ」 「むむ。そう....
三国志」より 著者:吉川英治
研いでいたが、くわっと口を開くやいな、「しまった! この大風、この急場、もし敵に火計のあるならば、防ぐ手だてはない。誰か行って、あの船隊を、水寨の内へ入れぬよう....
三国志」より 著者:吉川英治
火焔の車輪陣が、地をやき空を焦がしている。ここに立って初めて、玄徳は陸遜の遠大な火計の全貌を知ったのであった。 「恐るべきは陸遜だ」 時すでに遅く、彼が天を仰....
三国志」より 著者:吉川英治
、楽※の先鋒へ向って、 「こよい、祁山の西方に炎々の火光を見る時こそ、蜀兵がわが火計にかかって、その本陣を空虚にした時である。空赤く染まる時を合図として、孔明の....