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「灯芯〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

灯芯の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
連環記」より 著者:幸田露伴
自然のことである。しかしそれも純情で押切る保胤の如き人に取っては、世法の如きは、灯芯の縄張同様だと云って終われればそれまでである。或時保胤は大内記の官のおもて、....
奥の海」より 著者:久生十蘭
で見とおしである。八畳の置床の前に、布巾をかけ箱膳を出し置き、ちかが丁字になった灯芯を切っている。馴れない仕事でたどたどしい。はさみを動かすたびに、桜小紋の薄袷....