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「灯花〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

灯花の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
寄席行灯」より 著者:正岡容
かりが、急速なテンポをもって、しきりと我らの胸に訴えられてきた。 広小路に早い灯花《あかり》がちらほら点いて、かさこそと桜落葉が鳴り、東叡山の鐘が鳴ったが、立....
五重塔」より 著者:幸田露伴
ば一々道理の述懐。お浪もかえす言葉なく無言となれば、なお寒き一室を照らせる行燈も灯花に暗うなりにけり。 その夜は源太床に入りてもなかなか眠らず、一番鶏二番鶏を....