灰土[語句情報] » 灰土

「灰土〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

灰土の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
大震火災記」より 著者:鈴木三重吉
、市民のための食物はありあまるほどになりました。 赤さびの鉄片や、まっ黒こげの灰土のみのぼうぼうとつづいた、がらんどうの焼けあとでは、四日五日のころまで、まだ....
南国太平記」より 著者:直木三十五
、怯《お》じけ心を感じたが、その瞬間――ぽんと、鈍い、低い音がして、庄吉の顔が、灰土色に変じた。眉が、脣が、歪んだ。 往来の人が、立止まって、二人を眺めていた....
迷信解」より 著者:井上円了
、木生火と同時に、水生火とも金生火ともいうことができる。また、火にて物を焼けば、灰土となるというも、物の土に化するは必ずしも火によるにあらず、地に埋めて腐らせて....
火葬と大蔵」より 著者:喜田貞吉
余裕を示しているのである。河野清実君の報告(考古学雑誌五巻十一号)によれば、豊後灰土山古墳の如きは、幅僅かに一尺一寸二分ないし九寸五分の狭い石室中に、二人分の骨....