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炊烟
「炊烟〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
炊烟の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
名辞書にも、明瞭に記載された地名でもあり、且つや、谷というけれども、若干の人家が
炊烟《すいえん》を揚げている尋常一様の山間の一部落なのであります。 その穴馬谷....
「日和下駄」より 著者:永井荷風
に水はあたかも入江の如く無数の荷船は部落の観をなし薄暮風収まる時|競《きそ》って
炊烟《すいえん》を棚曳《たなび》かすさま正《まさ》に江南沢国《こうなんたくこく》....