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炭田
「炭田〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
炭田の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「海に生くる人々」より 著者:葉山嘉樹
帯を持った。二週間の後彼女はコックのために酌婦に売り飛ばされて、夕張《ゆうばり》
炭田に行き、コックは世帯道具を売って、ある寡婦《やもめ》の家へ入り婿となって、彼....
「武装せる市街」より 著者:黒島伝治
、章邱等に約十八億トンの石炭が埋蔵されている。又、西二百数十哩の地には、山西の大
炭田があり、全亜細亜蔵炭量の約八割に当る六千八百億トンの石炭と、無尽蔵とも言うべ....
「ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
存在する夢遊病の好適例に非ずやと思惟して出張したるところ、この直方地方は元来筑豊
炭田の中心地に位置し、日本屈指の殺傷事件の本場たり。従って警察方面の捜索方針も単....
「近世快人伝」より 著者:夢野久作
面目を百パーセントに発揮している話だから紹介する。頭山翁が玄洋社を提げて、筑豊の
炭田の争奪戦をやらせている頃、福岡随一の大料理屋|常盤館で、偶然にも玄洋社壮士連....
「空中征服」より 著者:賀川豊彦
金を借して高利を取ることを商売にして小金を溜め、三十を越すか越さぬかに早や狸堀の
炭田を四つ五つも持つようになった。金の回りがよいと品行はその反対に悪くなり、だん....