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点眼
「点眼〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
点眼の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「金魚撩乱」より 著者:岡本かの子
る美術品の金魚の種類を大体知った。蘭鋳、和蘭獅子頭はもちろんとして、出目蘭鋳、頂
点眼、秋錦、朱文錦、全蘭子、キャリコ、東錦、――それに十八世紀、ワシントン水産局....
「痴人の復讐」より 著者:小酒井不木
つには患者の言葉がひどく胸にこたえたので、私は敢てその禁を犯しました。アトロピン
点眼の後、更に私が彼女の眼に検眼鏡をかざしますと、彼女は又もや「そんなことで眼底....
「眼を開く」より 著者:夢野久作
た小さな二つの硝子瓶が出て来た。その一つには石炭酸と貼紙がしてあり、今一個の瓶は
点眼用となっていて、何の貼紙もしてない。そのほかに安っぽい筒に入れた黒色のセルロ....
「独り旅」より 著者:若杉鳥子
て渡米するのだといっていた。 翌朝起きて顔を洗ってくると、彼女は手提げの中から
点眼薬を出して、ごろりと仰向けに臥た。目薬をさしてくれというのだった。澄んだ大き....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
目がひどくて、殆んど焦点がきまらない有様なので、いつか目を悪くした時慶応で貰った
点眼薬をまた貰って、この二日程はふすまのワクが真直にみえる様になりました。自分で....