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点者
「点者〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
点者の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「老年」より 著者:芥川竜之介
ょう》をすってしまい、器用貧乏と、持ったが病の酒癖とで、歌沢の師匠もやれば俳諧の
点者《てんじゃ》もやると云う具合に、それからそれへと微禄《びろく》して一しきりは....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
で、来年の春には師匠の其月をうしろ楯に、立机の披露をさせて貰って、一人前の俳諧の
点者として世をわたる筈になっている。かれは今年二十六で、女房も持たず、下女もおか....
「記録狂時代」より 著者:寺田寅彦
ルで、接吻の際における心臓鼓動数の増加が毎分十五という数字を得ているのがある。次
点者は十三という数で惜敗したそうである。しかし事前におけるノルマルの鼓動数が書い....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
年中行事の一つだが、毎年この日に曙の里小野塚鉄斎の道場に秋の大試合が催されて、高
点者に乾雲丸、次点の者に坤竜丸を、納めの式のあいだだけ佩用《はいよう》を許す吉例....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
矢数に勝りたり 誰を師匠となけれども あまねく流行る小笠懸け 在々所々の歌、連歌
点者にならぬ人ぞなき 譜代外様のさべつなく 自由狼藉世界なり 茶、香、十|※の寄....