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為て
「為て〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
為ての前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大利根の大物釣」より 著者:石井研堂
素人だ」と言いますと、「其様なに隠さずとも好いだろう、相見互だもの、己等の付合も
為てくれたって、好さそうなもんだ」など、嫌味を言って、強請がましいことを、愚図々....
「木曽の怪物」より 著者:岡本綺堂
、其の猟師と炉を囲んで四方山の談話に時を移すと、猟師曰く、私は何十年来この商売を
為ていますが、この信州の山奥では時々に不思議な事があります、私共の仲間では此れを....
「飛騨の怪談」より 著者:岡本綺堂
何だか黙ってはいられぬ羽目になった。 「じゃア、おばさん、私が何か不都合な事でも
為ていると被仰るんですか。」 「別に不都合ということは無いのですけれど、他の噂を....
「酒中日記」より 著者:国木田独歩
の調子だから自分は遂に同居説を持だすことが出来ない。まして品行《みもち》の噂でも
為て、忠告がましいことでも言おうものなら、母は何と言って怒鳴るかも知れない。妻《....
「竹の木戸」より 著者:国木田独歩
出ていても合そうとも仕ない、見ると逆上せて顔を赤くして眼は涙に潤み、頻りに啜泣を
為ている。 「どうしたと云うのだ、え?」と磯は問うたが、この男の持前として驚いて....
「富岡先生」より 著者:国木田独歩
そめらるる者も随分あるらしい程の知名な老人である。 さて然らば先生は故郷で何を
為ていたかというに、親族が世話するというのも拒んで、広い田の中の一軒屋の、五間ば....
「血の文字」より 著者:黒岩涙香
夫とも私が泣いて居るから信切に夫を慰めようとて来て下さッたのかも知ませんが、今と
為ては恐しくも有ません、首切台は知て居ます、はい私しは人を殺したから其罪で殺され....
「無惨」より 著者:黒岩涙香
使を見て例の茶かし顔「お前アノ大鞆が何時出て行たか知ないか(小)何でもお前様が出
為てから半時も経たんべい、独りブックリ/\言ながら出て行ッたアだ(谷)フーム何所....
「武装せる市街」より 著者:黒島伝治
、それを裏口から、足音をしのばせて、そッと這入ってくる青い顔の支那人に売ることも
為ていた。 俊は、トシ子が置いて帰った一郎をあやしてたわむれた。一郎は幹太郎の....
「連環記」より 著者:幸田露伴
ぬ時を過した。もう然様いう境界を透過した者から云わせれば、所謂黒山鬼窟裏の活計を
為て居たのであった。そこへ従僕が突として現われて、手に何か知らぬ薄い筐様のものを....
「ヨーロッパ的性格 ニッポン的性格」より 著者:坂口安吾
は変った風景に見えたことでありましょう。 ザヴィエルは、 「あれは、一体、何を
為ているのですか?」 と聞いたのであります。 ニンジは、 「あゝ、あれですか....
「粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)」より 著者:三遊亭円朝
から屹度儲かる積りだ」 正「旦那なんざア違いますね、一寸休んで煙草を喫んだり何か
為てえる内に、お目が利いてるもんだから、此のくらいな掘出し物をなさる事があるんで....
「敵討札所の霊験」より 著者:三遊亭円朝
、斯う打明けた話じゃが切ってしまって眼が醒めて、あゝ飛んだ事をしたと思ったがもう
為てしまい是非がない、とても屋敷には居られない、外に知己がないから風っと思い付き....
「霧陰伊香保湯煙」より 著者:三遊亭円朝
に、商売を懶けて居るから借金に責められるが、持立ての女だから、見え張った事ばかり
為て居ります。 三 塩町と云う処に、相模屋と一等の家でございま....
「文七元結」より 著者:三遊亭円朝
や》って、借財の方《かた》が付いて、両親|交情好《なかよ》く暮しの附きますように
為てやりとうございます、私がこういう処へつとめをしていますれば、よもや親父も私へ....