為ん術[語句情報] » 為ん術

「為ん術〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

為ん術の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
悪獣篇」より 著者:泉鏡花
をお鎮めなさい、そうなさい。」 浦子は烈しく頭を掉った。 二十五為ん術を知らず黙っても、まだ頭をふるのであるから、廉平は茫然として、ただ拳を握っ....
註文帳」より 著者:泉鏡花
笑ったと思うと、フイと立ってばたばたと見えなくなった。 客は手持無沙汰、お杉も為ん術を心得ず。とばかりありて、次の室の襖越に、勿体らしい澄したものいい。 「杉....
後の業平文治」より 著者:三遊亭円朝
いまして、どのような闇でも水の上は分りますが、最早三人とも根絶え力尽きて如何とも為ん術なく、舟一ぱいに水の入った其の中へどッかり坐って、互に顔を見合せ、只|夜の....
ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
汀聞き果てゝ打ち案ずる事|稍久、やがて乙女を扶け起して云ひけるやう。よし/\吾に為ん術あり。今はさばかり歎かせ給ふな。先づ其の絵巻物を披見して、御身の因果を明ら....