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為替相場
「為替相場〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
為替相場の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「新種族ノラ」より 著者:吉行エイスケ
夜中のサイレンのように鳴り渡る都会人の愛情を占領してしまった。そのとき彼女の父は
為替相場の変動のために、彼の商権に致命傷をうけた。必然的に銀暴落の大海嘯《おおつ....
「道標」より 著者:宮本百合子
)一フラン七〇サンティーム、桜んぼキロ四フラン、など、手帖にかきつけるのだった。
為替相場は一フランが日本の十二銭強で、ベルリンの一マークが三十五銭ばかりだったの....
「社会時評」より 著者:戸坂潤
と、それの実施に伴う大局に於て売買者の主観と独立な需給関係の結果、とそれから対外
為替相場の下落とに基くという民間の説は、嘘なのだろうか。「根本的に」物価の需給関....
「貞操問答」より 著者:菊池寛
ても圭子も美和子も、ムダな浪費をする習慣がなかなか止まず、本好きの姉は、この頃|
為替相場の関係でめっきり高くなった洋書を、買ったりするのである。 「二十三円五十....
「経済学及び課税の諸原理」より 著者:吉田秀夫
価格の地方的変化の二つの主たる原因――鉱山からの距離及び産業上の地位
(五三)
為替相場の変化
第八章 租税について
(五四)租税は資本か収入かから支払われ....
「上海」より 著者:横光利一
路小路を駆けて来た。この馬車を動かす蒙古馬の速力は、刻々ニューヨークとロンドンの
為替相場を動かしているのである。馬車は時々車輪を浮き上らせると、軽快なヨットのよ....