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烈震
「烈震〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
烈震の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
しく砕けて落ちているのがわたしの心を寂しくさせた。 と思う間もなしに、第二回の
烈震がまた起ったので、わたしは転げるように階子をかけ降りて再び門柱に取りすがった....
「災難雑考」より 著者:寺田寅彦
単には言われないのである。 最近の例としては台湾の地震がある。台湾は昔から相当
烈震の多い土地で二十世紀になってからでもすでに十回ほどは死傷者を出す程度のが起こ....
「天災と国防」より 著者:寺田寅彦
損害は些細なものであったに相違ない。前にも述べたように彼らの小屋にとっては弱震も
烈震も効果においてたいした相違はないであろうし、毎秒二十メートルの風も毎秒六十メ....
「颱風雑俎」より 著者:寺田寅彦
う術があったが明治大正の間にこの術が見失われてしまったようである。颱風もなければ
烈震もない西欧の文明を継承することによって、同時に颱風も地震も消失するかのような....
「家庭の人へ」より 著者:寺田寅彦
ようになってからは、もう恐怖の感じは全く忘れたようになくなってしまった。もちろん
烈震の際の危険は充分に分っているが、いかなる震度の時にいかなる場所にいかなる程度....
「火に追われて」より 著者:岡本綺堂
しく砕けて落ちているのがわたしの心を寂しくさせた。 と思う間もなしに、第二回の
烈震がまた起ったので、わたしは転げるように階子をかけ降りて再び門柱に取り縋った。....