烏の雌雄[語句情報] »
烏の雌雄
「烏の雌雄〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
烏の雌雄の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「思想と風俗」より 著者:戸坂潤
ンチキと非インチキとをどこで区別してよいか、無論当局の誰にも判るはずはない。誰か
烏の雌雄を知らんや焉である。そこで宗教の代りに、宗教団体の方を標準にしてこれを決....
「石狩川」より 著者:本庄陸男
があると見える、それも聞いてみれば無理もない、ご一新からの騒動では」
「――誰か
烏の雌雄を決せんや、でもありました」
ぎゅッと士官の靴が鳴った。
「まして土民....
「社会時評」より 著者:戸坂潤
は偶々そういう暴露が思いがけない天災のように落下して来たからに過ぎないので、之で
烏の雌雄は決りはしない。だから当然「喧嘩両成敗」ということになる。まず関屋社会教....
「冒した者」より 著者:三好十郎
ったか、今言われているようなもんじゃなくなる。喧嘩は両方でしたんじゃないか。誰か
烏の雌雄を知らんやと言ってな。片っ方が、その、百パーセント正しくって片っ方が百パ....