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「無人島〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

無人島の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
恐竜艇の冒険」より 著者:海野十三
よくなかった。そこでぼくたちは相談して、ギネタの北東七マイルのところにある小さい無人島へ艇をつけ、夕方まで休むことにした。そこはマングロープの密林が海の上まで押....
地球盗難」より 著者:海野十三
隅の首から離れた。やがてカーテンの蔭からヌッと現れてきたのは、まるで西洋の悪魔が無人島に流されたような実に凄愴な顔をした辻川博士だった。髯といえば無精にも伸び放....
少年探偵長」より 著者:海野十三
アフリカの猛獣狩り、熱帯での鰐退治、サワラ砂漠の砂嵐、さてはまた、嵐に遭遇して、無人島へ吹きよせられた難破船の話など、戸倉老人の口から綿々として語りつがれるとき....
恐竜島」より 著者:海野十三
。煙もあがっていない」 島の方をながめながら、ラツールは失望のていである。 「無人島《むじんとう》でしょうか」 「どうもそうらしいね」 「人食《ひとく》い人種....
見えざる敵」より 著者:海野十三
足を動かし、ゴリラのように喚いたが、それもやっぱり無駄に終った。 雑沓のなかの無人島に、彼はとりのこされているのだ。普通の無人島ならば、救いの船がとおりかかる....
二、〇〇〇年戦争」より 著者:海野十三
数隻の潜水艦に乗って、太青洋に彷徨い出たのであった。 その潜水艦は、太青洋の某無人島にある潜水艦根拠地に一旦落ちついたのであった。 それから後、この悲憤の戦....
暗号音盤事件」より 著者:海野十三
り、艦船用の燃料|貯蔵槽を方々の海中に沈めたり、重要書類を沢山の潜水艦に積んで、無人島にある秘密の根拠地に避難させたり、移動用の強力な無線電信局を擬装の帆船に据....
怪塔王」より 著者:海野十三
ありまして、家も見えなければ、電柱も立っていません。 「これはおどろいた。まるで無人島のようだ」 無人島? この荒涼たる風景を見ていると、ほんとうに無人島で....
火葬国風景」より 著者:海野十三
|何処なのだ。日本ではないのだネ」 「そうだ。小笠原群島より、もっと南の方にある無人島なのだ」 「僕の露子はどうした。早く逢わせて呉れ給え」 「露子さんか」 ....
電気鳩」より 著者:海野十三
、ただよっているようでしたが、体はぐったりつかれて、ねむくてしかたがありません。無人島 それからいく時間たったのか、おぼえていませんが、高一は、ねむりからさめ....
」より 著者:池谷信三郎
は最も嫌悪する男に、たやすく身を任せたかもしれません。そしてまた、最も愛する男と無人島にいて、清らかな交際を続けて行くかもしれません。 問。判決が下れば、監獄は....
紅毛傾城」より 著者:小栗虫太郎
うに覆うていたとか申します。そして、ベーリングはただ一人小舟を操って、そのころは無人島だった、この島に上陸したそうですが、その結果がどうであったかということは、....
麻畑の一夜」より 著者:岡本綺堂
続いたので、今までここに在住していたオランダ人はみんな立退いてしまって、しばらく無人島のようになっていた所へ、我れわれが三年まえから移って来て、今まで無事に事業....
悪因縁の怨」より 著者:江見水蔭
を知って、どんな逆の風でも船を走らして、出没自在の海賊の棟梁、なんでも八丈島沖の無人島で、黒船と取引もしていたッてえ、あ、あ、あの松五郎の娘……あの松五郎の娘が....
「太平洋漏水孔」漂流記」より 著者:小栗虫太郎
てゆくのだ。すると翌朝、サゴ椰子がこんもりと茂った島に着いた。そこは、誰もいない無人島であるが、植物は、野生のヴァラをはじめすこぶる豊富だ。三人は、ホッと重荷を....