無利子[語句情報] »
無利子
「無利子〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
無利子の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夫婦善哉」より 著者:織田作之助
世してもらわねばならぬと金八は言った。千円でも二千円でも、あんたの要るだけの金は
無利子の期間なしで貸すから、何か商売する気はないかと、事情を訊くなり、早速言って....
「熊の出る開墾地」より 著者:佐左木俊郎
もらうんですね。」 岡本は強情で掛け引きというものを知らなかった。 「だがね、
無利子同様の安利子で、いつまでも貸していたんじゃ、手前の方だって堪《たま》りませ....
「どぶろく幻想」より 著者:豊島与志雄
払って貰いたい、と談判した。 「親兄弟の間だって、金を貸せば利子を取ります。誰が
無利子で金を貸す者がありますか。今時、月五歩の利子といえば、たいへん安いものです....
「人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
は製造業者及び耕作者を奨励し、そしてそのいずれかに従事する外国人に、一定期間一切
無利子で資本を供与した1)。この適宜な努力は、ピイタア一世の既往の業績と相俟って....
「経済学及び課税の諸原理」より 著者:吉田秀夫
って国家従ってまた公衆に対して生ずる利益は、公衆がその利子を支払う国債の一部分を
無利子の負担たらしめるから、十分に明かであるが、しかもそれは、銀行紙幣の一部分の....
「金狼」より 著者:久生十蘭
いやしない。ただねえ、白ばっくれていられると我慢がならないんです。ご覧のとおり、
無利子無担保で金を貸そうって位の心意気はもってるんだ。……また、きいたからって、....
「凍雲」より 著者:矢田津世子
をもっているお高の伯父が、その工場を拡張するにあたって、あぶらやから一万円無期限
無利子で借りたことがある。その工場がこの不景気で危くなったときいて、あぶらやでは....