無媒[語句情報] »
無媒
「無媒〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
無媒の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「絶対矛盾的自己同一」より 著者:西田幾多郎
した、唯抽象的に考えられる、静止的な形をいうのではない。形から形へといっても、唯
無媒介的に移り行くというのではない。多と一との矛盾的自己同一として、実在の有つ形....
「イデオロギー概論」より 著者:戸坂潤
。真理と虚偽との中から真理を選択させるものが、プロレタリアの階級意識の主観性とを
無媒介に対立させて、之かあれかを問うことなどは、独りよがりな饒舌家がしそうなこと....
「日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
う時、この二つの弁証法が混同されているというのである。即ち、本当に直接的なものは
無媒介な直接性を持つ筈なのに、それを更に抽象的だと考えることによって、媒介された....
「現代哲学講話」より 著者:戸坂潤
相対的空間(又時間)の概念は、普通想像されるように絶対的空間(又時間)の概念と、
無媒介に、機械的に、対立しているのでは決してない。この場合の空間(又時間)の相対....
「現代唯物論講話」より 著者:戸坂潤
写という概念は、「認識」ということ自身の概念なのである。写すとか見るとかはかかる
無媒介な過程だ。
だがこの模写が実際に行なわれるに際しては、認識(即ち模写)は....
「認識論とは何か」より 著者:戸坂潤
のだ、とこの際吾々は仮定せざるを得ない。その限り、事物と認識された事物との間は、
無媒介で透明でなくてはならぬ。もしそこに何等かの不透明な不純物が充満しているなら....
「生きている空間」より 著者:中井正一
と考える立場をとると、昔のカント流の形式的空間にかえってゆくのだが、「媒介」が「
無媒介の媒介」として、自分を切って捨てることで、自分が発展すると考える時に、「不....