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無季
「無季〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
無季の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「微笑」より 著者:横光利一
色のにじむ方に顔を向けた栖方は、「わが影を逐いゆく鳥や山ななめ」という幾何学的な
無季の句をすぐ作った。そして葉山の山の斜面に鳥の迫っていった四月の嘱目だと説明し....
「日本人の自然観」より 著者:寺田寅彦
間の標示として役立つものがこのいわゆる季題であると思われる。もちろん短歌の中には
無季題のものも決して少なくはないのであるが、一首一首として見ないで、一人の作者の....
「俳句の精神」より 著者:寺田寅彦
いうものの活動の天地を限定するかのような錯覚を起こさせる。近ごろいろいろの無定形
無季題短詩の試みがあるのは多くはこの錯覚によるのではないかと想像される。しかし人....