無敵[語句情報] » 無敵

「無敵〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

無敵の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
最終戦争論」より 著者:石原莞爾
い。インドでもソビエトか日本の力が英国の力以上であります。本当に英国の、いわゆる無敵海軍をもって確保できるのは、せいぜいアフリカの植民地だけです。大英帝国はもう....
蠅男」より 著者:海野十三
と、これは蠅男の悲鳴だ。 帆村の作戦は大成功をおさめた。義足義手をつけては天下無敵の蠅男も、帆村に抱きしめられて暴れるたびに、ズブリズブリと水雑炊ならぬ湯雑炊....
猿飛佐助」より 著者:織田作之助
食を、奈良から一足飛びに飛んだ京の都、今出川畔、当時洛中に噂の高い、その名も富田無敵という男の道場で、したためた。 晩飯は同じく四条、元室町出仕の吉岡憲法の道....
奇賊悲願」より 著者:海野十三
をおつけなさい」 刑事が行ってしまうと、貫一は、 「おれがピストルを持てば天下無敵だと思っていたが、その腕前ももう怪し気なもんだ」と歎息した。 仏像を背負っ....
地球要塞」より 著者:海野十三
までしてしまったようである。私は、潜水艦クロクロ島の偉力《いりょく》を、真に天下無敵と信ずる者である。そして、敵艦は遂に、わが艦《ふね》を発見することが出来ない....
火星兵団」より 著者:海野十三
こうして、火星兵団とたたかっているところをみると、どうみても、千軍万馬をひきいる無敵の老将軍のおもかげがある。たのもしいかぎりである。 かんがえてみるのに、蟻....
怪塔王」より 著者:海野十三
。 「さあ、もういいだろう。そのへんで降参したがいいじゃないか」 「いやだ。天下無敵の怪塔王が、貴様のようなインチキ野郎に降参したり、この大事な怪塔をとられたり....
空襲下の日本」より 著者:海野十三
の偉力は、映画『太平洋爆撃隊』にも撮ったことがあるが、知るものぞ知るで、まず空中無敵艦隊だね」 「しかし、そう容易に太平洋が渡れるの、ジョン」 「そこはプラット....
電気鳩」より 著者:海野十三
がうちしずめられると、高一は、海へおちて死んでしまうでしょう。 そのとき、天下無敵に強い電気鳩を、あやまってにがしたスパイ団長などのわる者たちは、たるをおいて....
日本文化私観」より 著者:坂口安吾
ある春先、半島の尖端の港町へ旅行にでかけた。その小さな入江の中に、わが帝国の無敵駆逐艦が休んでいた。それは小さな、何か謙虚な感じをさせる軍艦であったけれども....
安吾巷談」より 著者:坂口安吾
った。最も接戦したときでも、百米レースで一秒ぐらい差をつけられ、ターザン氏は全然無敵であった。二百米の世界記録はターザン氏のが今もって破られずにいるように記憶す....
怪異暗闇祭」より 著者:江見水蔭
免許にはいまだ致されぬが、しかし、一足二身三手四口五眼を逆に行って、彼の眼は天下無敵だ。闇夜の太刀の秘術を教えざるにすでに会得している。怪剣士というは彼がことで....
二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
は覇気欝勃として、僅に春廼舎を友とする外は眼中人なく、文学を以てしては殆んど天下無敵の概があった。が、一面から見れば得意時代であったが、その得意というは周囲及び....
握り寿司の名人」より 著者:北大路魯山人
をさらにさらに厳にし、切り方を大様に現在の倍くらいに切ったとしたら、それこそ天下無敵であろう。 彼には彼の寿司観があって、結局まぐろはそう大きく切るものではな....
エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
エリザベスの時代(一五五八―一六〇三年)は二つの部分に分かたれる。スペインの無敵艦隊を打ち破るまでの三十年間、そしてその後の十五年間、この二つである。最初の....