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無明の
「無明の〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
無明のの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「仏教人生読本」より 著者:岡本かの子
ります。この様子を、般若心経は実に要領よく道破しております。 「無明もなく、また
無明の尽ることもなく」、無明とは、人間の不明の心で、人世に誤解をなさしむる元であ....
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
の穹窿も、まるで嵐の森のように揺れはじめて、それ等がともども、彼の足元に開かれた
無明の深淵の中へ墜ち込んでゆくのだった。実に、その消え行く瞬間の光は、斜めに傾い....
「なよたけ」より 著者:加藤道夫
れる人は一人もおらぬと思っておった。なよたけの赫映姫はこのまま誰にも知られずに、
無明の闇の中に消え失せて行くものと諦めておった。お若い方、それでは貴方はこの竹の....
「夢は呼び交す」より 著者:蒲原有明
いうのはこれだ。無明は煩悩だ。この元初の一念が一切万物の根元だといって、「さらば
無明の一念より歌もいでくるなり」と確言している。卓見だね。きみもいつかこの『起信....
「知々夫紀行」より 著者:幸田露伴
々立ち行くことを得。婦燭を執りて窟壁の其処此処を示し、これは蓮花の岩なり、これは
無明の滝、乳房の岩なりなどと所以なき名を告ぐ。この窟上下四方すべて滑らかにして堅....
「風流仏」より 著者:幸田露伴
め。あまりの御言葉、定めなきとはあなたの御心。あら不思議、慥に其声、是もまだ醒ぬ
無明の夢かと眼を擦って見れば、しょんぼりとせし像、耳を澄せば予て知る樅の木の蔭あ....
「仏法僧鳥」より 著者:斎藤茂吉
令入仏道也という文字が彫つけてあった。そういうところを通りぬけ、玉川に掛っている
無明の橋を渡って、奥の院にまいり、先祖代々の霊のために、さかんに然える護摩の火に....
「般若心経講義」より 著者:高神覚昇
てゆきたいものです。 さてこれからお話ししようとする所は、 「無明もなく、また
無明の尽くることもなく、乃至、老死もなく、また老死の尽くることもなし」 という....
「生前身後の事」より 著者:中里介山
とになったのである、そこでまた宣伝力が大いに拡大して来た、両紙へ書き出したのが「
無明の巻」で、こんどは最初から巻の名をつけることにした、それをまた、この両紙へ執....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
》する捨小舟《すておぶね》にひとしき身でございます、たどり来《きた》ったところも
無明の闇、行き行かんとするところも
無明の闇……ああ、どなたが私をこの長夜の眠りか....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
て、人が現に悩んでいます、やっぱり平田|大人《うし》と同様に、拙者にも、真如から
無明の出所がわからない、生き通しのお光から闇とけがれが出るという理がわかりません....
「芳川鎌子」より 著者:長谷川時雨
き世のかぜぞ 身にはしむ やれしたもとに おくつゆも ちちのめぐみを しのばせて
無明のやみは あけにけり いざふるさとへ かへりゆかん。 新聞紙は、この讃....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
り乱した服装の女性|嫉妬《しっと》の化身《けしん》が二つ、あたりを見まわしながら
無明の夜にのまれ去ると、あとには、立ち樹の枝に風がざわめき渡って、はなれに唄声《....
「小説 円朝」より 著者:正岡容
界《げんかい》も無く、乃至《ないし》、意識界も無く、無明《むみょう》も無く、また
無明の尽くることもなく……」 いけない、いよいよないものづくし、だ。 「乃至《....
「親鸞」より 著者:三木清
ば函と蓋とが、方なれば方、円ければ円、恰好相応して少しもくいちがいのないように、
無明の苦を抜かんと欲せば、正しく悲に宜しく、法性《さとり》の楽を与えんと欲せば、....