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無明長夜
「無明長夜〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
無明長夜の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
め》いたって仕方がありませんね、前世の業《ごう》というのが、これなんです、つまり
無明長夜《むみょうちょうや》の闇に迷う身なんでございますね。その罪ほろぼしのため....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
ましたということをも、承っておりますのでございます。悲しいことに皆様はいつかこの
無明長夜《むみょうちょうや》の夢からお醒《さ》めになる時がありましても、私共には....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
げられたが最後、「明るい晩と申しましても、夜は夜でございます、人の世そのものが、
無明長夜の眠りでございまして、迷途覚路夢中行と、道元禅師も仰せになりました……」....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
めて驚くことのあらんとすらん――と西行法師が歌っている。誰か来《きた》って、この
無明長夜《むみょうちょうや》の眠りをさます者はないか……かれは、天上、人間、地獄....
「親鸞」より 著者:三木清
う。末法の自覚は罪の自覚であり、罪の自覚は弥陀の本願力による救済の自覚であった。
無明長夜の燈炬なり 智眼くらしとかなしむな 生死大海の船筏なり 罪障おもしとなげ....