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無期懲役
「無期懲役〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
無期懲役の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「赤外線男」より 著者:海野十三
ことがあったが、そのときのぶっつけた方の運転士は、色盲だったことが後に判明して、
無期懲役の判決をうけたのが無罪になった。人間の視力なんて、まことに不思議なもので....
「播州平野」より 著者:宮本百合子
の立場、経歴においては却ってより軽い重吉ばかりが、数人の同志たちの中で、一人だけ
無期懲役を宣告された。一個の姓名のわきに、書き並べることが出来るかぎりの罪名がつ....
「風知草」より 著者:宮本百合子
が彼の故郷からリュックに入れて背負って来た靴をはいて、いものやけるのを見ている。
無期懲役で網走にやられていた重吉は、十二年ぶりで、十月十日に解放された。いが栗に....
「労働者農民の国家とブルジョア地主の国家」より 著者:宮本百合子
ることを絶対見逃してはならない。 三・一五、四・一六の日本共産党の同志に死刑・
無期懲役、その他合せて、一千二百年以上という人類史上、未曾有の求刑を下しているの....
「解説(『風知草』)」より 著者:宮本百合子
そういう風に五年が経過した。 一九四五年の八月十五日が来た。その年の六月下旬に
無期懲役を宣告されて網走に行っていた宮本顕治が十月十四日に風呂敷包を下げ、素頭で....
「年譜」より 著者:宮本百合子
年(昭和十九年) この年〔十二〕月に宮本の第一審判決があり、関係被告中ただ一人
無期懲役を求刑された。直ちに〔上告〕した。この判決決定の日、裁判長は法廷の慣習を....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
。――顕治からの三日づけの手紙が未決生活最後の手紙となった。大審院の判決で顕治の
無期懲役に対する控訴が却下されて未決から既決の受刑者としての生活に入った。面会は....
「安吾人生案内」より 著者:坂口安吾
に犯行を自供したので起訴され、一審の水戸地裁下妻支部でも犯行を認めたのでいずれも
無期懲役の言渡しをうけ東京高裁に控訴、二審では最初から否認したが認められず、さら....
「水晶の栓」より 著者:新青年編輯局
明したるが彼は極悪無道なる前科者にて、すでに偽名をもってこれまで二回殺人罪の下に
無期懲役に処せられたる兇漢の由。なお共犯者ジルベールの本名等判明するも遠きにあら....
「正義」より 著者:浜尾四郎
たんだ。何で又後悔する事があるんだ。君は知ってるだろうが、強盗殺人の刑は、死刑か
無期懲役か二つしかないんだぜ。君は森木が無罪な事を知って居る。又は知っているとい....