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無灯
「無灯〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
無灯の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
走り出したが、魚籃のところで東京地区の警報発令、車内は全部消灯する。それから全然
無灯で闇の中を電車は走る。 日吉坂下で架線の断線があり、停まってしまう。どうな....
「爆薬の花籠」より 著者:海野十三
。 夜の航海ほど、気味のわるいものはない。くらやみの海面から、いつ、どのような
無灯の船がぬっと現れ、行手を横断しないとはかぎらないのであった。宿直員は全身の神....
「幽霊船の秘密」より 著者:海野十三
な船じゃないか。呼ぼうや」 「待て。うっかりしたことはするな。第一あの船を見ろ。
無灯で通っているじゃないか。あれじゃないかなあ。和島丸へ魚雷をぶっぱなしたのは」....
「夜の靴」より 著者:横光利一
今夜の客であったから、皆より一人さきに座を立って帰った。太い杉の参道はまったくの
無灯で長かった。柄の折れた洋傘を杖に、寸余も見えない石畳を探り探り降りて行く私の....