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無煙
「無煙〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
無煙の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「空想日録」より 著者:寺田寅彦
者の群れに向けているのである。撮影が終わると待ち兼ねていた銃口からいっせいに薄い
無煙火薬の煙がほとばしる。親熊は突然あと足を折って尻もちをつくような格好をして一....
「レーリー卿(Lord Rayleigh)」より 著者:寺田寅彦
彼の好みにはあまり合わないこの仕事を、彼は愛国的感情から引受けたと云われている。
無煙火薬の形を管状にする方が有利であるということを論じた論文が全集の第五巻に出て....
「柳営秘録かつえ蔵」より 著者:国枝史郎
一道の火光が、煌々然と閃めき出た。 「眼が眩んだか、いい気味だ! エレキで作った
無煙の火、アッハハハ驚いたか! 古風に云やア火遁の術、このまま姿を隠したら、絶対....
「恐ろしき贈物」より 著者:小酒井不木
で、女のようなやさしい声を出した。彼は非常に衰弱していたが、探偵の質問に対して、
無煙火薬の発明に取りかかっていたのだと説明した。 彼はウォーカー及びロザルスキ....
「天草の春」より 著者:長谷健
の居住していた島ではないだろうか。やがてバスは、坂瀬川上津深江にさしかかる。天草
無煙炭の産地として知られている。海岸の突端に、石炭運搬路がくすぼつて見えるが、今....
「私の青年時代」より 著者:山之口貘
それに対しふんがいして書いたものなのであった。その詩の書き出しは、 「褐炭 泥炭
無煙炭 それは階級ではない」というのであったが、そのあとはもう忘れてしまった。サ....