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無産者新聞
「無産者新聞〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
無産者新聞の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「二つの庭」より 著者:宮本百合子
る間、伸子は同じ店頭で新刊書を眺めた。その朝の新聞が少しのこっている。そのわきに
無産者新聞というのが重ねてあった。名はきいていたが、伸子はほんものをはじめて見た....
「道標」より 著者:宮本百合子
であって、中共の運動はその点で、独特な足場をもっているとも云える、と。
たまに
無産者新聞を見ることがあるぐらいだったそのころの伸子には、蜂谷良作の理論について....
「婦人と文学」より 著者:宮本百合子
でなければならないという一部の論に反対した。 一九二五年十月(大正十四年)に『
無産者新聞』が創刊され、二六年には労働農民党(略称労農党)が結成された。この前後....
「作家の経験」より 著者:宮本百合子
封建的な諸要素は消滅して、天皇制は本質的になくなっているとした。これとは反対に『
無産者新聞』や雑誌『マルクス主義』による市川正一、徳田球一その他の人々は、明治維....
「現代哲学講話」より 著者:戸坂潤
ンミュニスト・イデオロギーの機関として機能することは出来る筈がないし、又嘗ての『
無産者新聞』を野間清治に売り渡すことも不可能だったろう。でファシストや挙国一致の....
「不在地主」より 著者:小林多喜二
はその一人だった。 阿部は旭川の農民組合の人達が持ってくる「組合ニュース」や「
無産者新聞」を、田から上った足も洗わないで、床を低く切り下げて据付けてあるストー....