無資格[語句情報] » 無資格

「無資格〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

無資格の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
詩の原理」より 著者:萩原朔太郎
くも思想を発表して、読者にそれが理解されないようだったら、文章家として落第以上の無資格である。しかし一方から考えると、そこにはまた特別の事情があって、あながち僕....
イデオロギーの論理学」より 著者:戸坂潤
会の限界条件に於ては、事実上は結局問題の資格を持ち得ないものである。この事実上の無資格を結果に於て暴露するものが恰も歴史的運動の外にはないのであった。問題の選択....
日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
しの「戯論」に過ぎないと云って問題を回避しようとしているが、彼等の思想家としての無資格は、こういう点に最もよく現われている。観念論と唯物論との対比は、単に思想乃....
次郎物語」より 著者:下村湖人
んで配達夫の手に握らせ、やっと内済にしてもらったとのことである。その頃の中学校の無資格教師にとって、一円という金が相当のねうちものであったことはいうまでもない。....
光は影を」より 著者:岸田国士
できるだけ穏やかな言葉で、こういう病気の女は、主婦としても、妻としても、まつたく無資格なんだから、潔よく身をひくべきだと思うつて、言つてやつたの。子供のためにも....
私本太平記」より 著者:吉川英治
て民治を考えるものが、あのような狂暴を民衆の前に演じてみせるなどは、みずからその無資格を衆へさらすにひとしい愚であろうに――高氏は言って、 「一|朝の軍功などは....