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「無門関〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

無門関の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
カズイスチカ」より 著者:森鴎外
の栄華の夢になっている時もある。それかと思うと、その頃|碧巌《へきがん》を見たり無門関《むもんかん》を見たりしていたので、禅定《ぜんじょう》めいた contem....
野狐」より 著者:田中英光
もしない禅の講釈などをしていた。私は彼女と別れて放浪中、偶然、古本屋で買った、「無門関」を愛誦していた。その中でも、「百丈|野狐」という公案が好きだった。それに....
みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
が、実際別荘式になった。畑も増して、今は宅地耕地で二千|余坪になった。以前は一切無門関、勝手に屋敷の中を通る小学校通いの子供の草履ばた/\で驚いて朝寝の眠をさま....
安吾巷談」より 著者:坂口安吾
が、人間の十人前もあるように大きい。手の指が二本で輪をつくッているように見える。無門関か碧巌録の公案からでも取材したのかナ。なんしろ「無」とあるから。凡骨はツマ....
夢は呼び交す」より 著者:蒲原有明
った。かれは己の身に引き当ててしみじみと感じたのである。これほどの活手段はあの『無門関』などにもちょっとなかったようである。 鶴見は考えてみた。いくら考えたと....
茶の本」より 著者:村岡博
三谷良朴《みたにりょうぼく》 禅学要鑑 相沢恵海《あいざわえかい》無門関 碧巌録《へきがんろく》 老子、荘子《そうじ》、列子....